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ジョージア魂賞

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第12回受賞者 福岡ソフトバンクホークス 内川聖一選手

ジョージア魂賞を受賞されましたが、ファンの方々の投票によって決まることに関してはどのように思いますか。
周りの方々が納得するプレーができたということが、非常にうれしいです。特にファンに評価されるのは、僕にとって非常に価値のあることですから。
10月13日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)で規定打席に到達し、首位打者に躍り出たプレーで受賞。結局、そのままタイトルを獲得し、史上2人目の両リーグで首位打者という偉業を達成しました。
2008年に横浜で首位打者に輝いたときは「レギュラーを取る」という気持ちで、ガムシャラにプレーした結果のことでしたから。今年はFAでソフトバンクに移籍して、期待を十分に感じていました。口には出しませんでしたが、「首位打者を取る」という強い決意を持ってシーズンに臨みましたからね。
自分自身にあえてプレッシャーをかけていたんですね。
FA移籍は自分で選んだ道でしたから、言い訳をつくりたくなかった。個人成績に関しては自分で責任を持つということです。

見事に新天地で結果を残しましたが、何か秘訣あったのでしょうか。
新しい場所で今まで通りにやろうというのは難しいことであって、変化が起こったことを存分に意識しないといけません。そこを理解しないと、満足する結果は残せないでしょう。
内川選手はあっという間にチームにとけ込みましたね。
僕自身が持っている明るさを春季キャンプ初日から出すことによって、内川聖一とはこういう人間だということを分かってもらおう考えていました。みんなもそれを受け入れてくれて正直、何年もチームの一員だったような感覚になっています(笑)。
福岡ソフトバンクホークスはチームワークも抜群です。
いい大人たちがベンチを飛び出し、ガッツポーズして喜んでいる姿なんてなかなか見られるものじゃないですよね(笑)。あれは一瞬、考えてはダメだと思うんですよ。ベンチにいるみんなも、目の前のプレーに集中しているから、そういったふうになるんでしょう。「一人で戦っているわけではない」と思えますし、非常に心強いことですよね。

抜群の環境でプレーできたことも、好成績に直結したんですね。
僕は毎日が楽しかったですけど、それは決してみんなで群れてワイワイとやっていたからではありません。いいところを盗んでやろうという若手の意識も感じましたし、常に下からの突き上げもありますけど、僕はそれに負けまいと、また一生懸命になる。だからこそ毎日、目立ちたい、何か形を残したい、となる。そういったことが、いい相乗効果になっているのは間違いないでしょう。
打撃面においては王貞治球団会長からの言葉も大きかったみたいですね。
「練習では体全体を使って120%の力で振りなさい。試合では80%でいい」と言われました。練習で目いっぱいの力を使ってスイングすると、それ自体がトレーニングになるんですよね。もっと力強く、もっと飛ばそうと考えますし、それが広いヤフードームが本拠地でも12本塁打を放つことができた要因だと思います。
チームの勝利のために内川選手が心掛けていたことは?
三番を任されていたので、とにかくランナーをかえすことを考えていました。今年も一、二番が非常に機能していましたし、ソフトバンクは投手がいいので、早い回で先制すれば有利に試合を進められますから。

缶コーヒーはお好きですか?
はい。よく飲みますよ。昔は甘いコーヒーが好きだったんですけど、いまはブラックをよく口にしますね。試合に行く前のバスの中で飲むんですけど、ブラックの方がなんとなく目が覚めるような気がします(笑)。
働く男性の約8割が休憩時に缶コーヒーを片手に語り合う話題として「プロ野球」を挙げていますが、内川選手はどのような形でオンとオフの切り換えを行うのでしょうか。
僕は基本的に切り換えが下手です。どちらかというと感情をその場で出したいタイプ。試合中は頭に来て、カッとなることもあります。野球の失敗は野球でしか取り返せない。野球以外のところに逃げたくないんですよ。
内川選手の活躍もあり、チームも日本一に輝くことができました。来年もチームを頂点に導くプレーを期待します。

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